ホテルのルームオーダーシステムとは?メリットを解説

近年、ホテル業界において、ルームオーダーシステムの導入が急速に進んでいます。ホテルでのルームサービスと言えば、紙のメニューをめくりながら商品を選び、電話でフロントに注文するのが一般的でした。

セルフオーダーは、ゲストにとっても、ホテル経営者にとっても多くの利点をもたらしています。本記事では、ルームオーダーシステムの基本構成、そのメリット、そして宿泊施設での選び方について詳しく解説します。このシステムがなぜ注目されているのか、その理由を明らかにしていきましょう。

ルームオーダーシステムとは?

ルームオーダーシステム、別名セルフオーダーやモバイルオーダーとは、顧客が自分のスマートフォンやタブレットを使って商品を注文するシステムです。飲食業界での導入例が増えていますが、ホテル業界においてもその利用が広がっています。

ホテルでの一般的な利用方法は、客室内に設置されたQRコードをスマホでスキャンすることから始まります。これにより、ルームサービスのメニューが表示され、ゲストは欲しい商品をカートに追加します。商品を選び終えたら、確認画面で注文内容をチェックし、送信ボタンを押すだけです。オーダー内容はキッチンのプリンターに直接送られ、同時に会計データはPMS(宿泊管理システム)に連携されます。

このシステムを利用することで、有料のルームサービスだけでなく、無料のアメニティなども簡単にリクエストすることが可能になります。ゲストは自分のペースで、好きな時にサービスを利用できるようになるのです。

ルームオーダーシステムのメリット

ルームオーダーシステムは、宿泊施設とゲストの両方に多くのメリットを提供します。以下に主な利点を挙げてみましょう。

電話対応の削減
従来の電話によるオーダーを取る必要がなくなるため、フロントスタッフの作業負担が軽減されます。これにより、スタッフは他の業務やサービス向上に集中できるようになります。

伝達ミスの減少
電話での注文では、誤解や伝達ミスが起こりがちでした。しかし、ルームオーダーシステムを利用することで、注文内容が正確にキッチンやサービス部門に伝わり、注文ミスが減少します。

部屋付けの手間削減
PMSとの自動連携により、注文伝票をシステムに手動で打ち込む作業がなくなります。これにより、人的ミスのリスクが減り、効率的な運営が可能になります。

メニュー更新の容易さ
紙のメニューでは、変更や更新に時間とコストがかかりました。ルームオーダーシステムはペーパーレスで、メニューの追加や変更が即座にでき、常に最新の情報を提供することができます。特別な期間だけのキャンペーンメニューも実施しやすくなります。

アップセル(売上向上)の機会
QRコードを客室だけでなく、ホテル内の他の施設やバーなどにも設置することができます。これにより、館内の様々な場所からの注文が見込め、より多くの売上機会を生み出します。また、デジタルクーポンの提供によって、特定の商品やメニューの売上を促進することが簡単にできます。

ゲストエクスペリエンスの向上
電話での注文が面倒と感じるゲストにとって、モバイルオーダーは手軽で快適です。また、チェックイン時に宿泊料金を支払い済みの場合、チェックアウト払いではなく、好きなタイミングでオンライン決済をすることも可能です。

ペーパーレスやゲストエクスペリエンスはこちらの記事もご覧ください:
ホテルのペーパーレス化 | ゲストアプリや客室タブレットの活用

ホテルでのルームオーダーシステムの種類と選び方

ルームオーダーシステムは様々なタイプが存在し、各ホテルのニーズに合わせて選ぶことが重要です。以下に、システムの種類と選び方のポイントを紹介します。

システムの種類

宿泊特化PMS連動型
ホテル業界専用に設計されたシステムで、PMSとの連携がスムーズです。

宿泊特化単体型
単独で動作するシステムです。PMSとのの連携は、CSV連携等で限定的ですが、導入が比較的容易です。

飲食店向け型
飲食店で使用されるシステムをホテルに適用したタイプで、多様な飲食オプションの管理に適しています。

選び方のポイント

多言語対応
海外のゲストは、英語や母国語でメニューを見ることを希望しています。インバウンドの旅行者が増えている中で、多言語でメニュー表示が可能なシステムを選ぶことが重要です。

販売時間の柔軟性
朝食限定メニューやオールデイメニュー、限定数の特別メニューなど、異なる時間帯や条件でのメニュー提供が可能なシステムを選びましょう。在庫数に応じてメニューの提供を調整できる機能も有効です。

利便性とユーザビリティ
ゲストが直感的に利用できるシンプルで分かりやすいインターフェースが重要です。

ルームオーダーシステムのデメリット

ルームオーダーシステム導入には多くの利点がありますが、いくつかの注意点も存在します。

スマホに慣れていない層への配慮
高齢者などスマホ操作に不慣れなゲストには、システムの使い方を丁寧に説明するか、代替手段を用意する必要があります。

システムのコスト
システムの導入と維持には費用がかかります。予算とのバランスを考えながら最適なシステムを選ぶことが重要です。

技術的な問題への対応
システムトラブルやネットワークの問題が発生する可能性があります。迅速なサポート体制があるかどうかも確認しましょう。

ルームオーダーシステムを導入する際は、これらの点に注意を払いながら、ホテルの運営スタイルやゲストのニーズに合った選択をすることが重要です。

主なサービスの紹介

aipass for hotels

「aipass for hotels」は、PMS連動型としても単体型としても利用可能な汎用性の高いルームオーダーシステムです。販売時間の調整が非常に柔軟であり、Epson製プリンターとの連携も可能です。

最大の特徴は、ショッピングアプリのように直感的で使いやすいユーザーインターフェースを備えていることです。また、ホテル内の複数のレストラン、アメニティ、貸切風呂など、様々な商品をページごとに分けて販売することもできます。

https://aipass.jp/application/

N-セルフオーダー

「N-セルフオーダー」は、レストランや個室、部屋食に対応し、スタッフとの接触を減らしながら効率的な運用が可能です。オーダーを取る手間やお客様の待ち時間を削減し、伝票の入力ミス防止にも寄与します。

システムは支配人くんNEXTと連携し、注文はQRコードを読み取ることで簡単に行えます。また、注文伝票はパントリーや調理場へ直接発行され、管理はN-OES(オーダーエントリーシステム)で行われます。

https://www.clipsite.co.jp/n-selforder/

轟 セルフオーダーシステム

「轟」は、ゲストはスマートフォンで注文でき、注文インジケーターにより一元管理が可能です。低コストでの導入が可能で、ホテルや旅館でのルームサービス、お土産、宴会場でのオーダーに適しています。売上分析や在庫管理もできます。

単体型で、ホテルシステム(PMS)から予約情報をCSV形式でインポートしたり、注文・決済情報をCSVでエクスポートすることで連携が可能です。

https://todoroku.jp/hotel/

まとめ

ルームオーダーシステムについて、最も重要なのは「ゲストの使いやすさ」です。見やすいメニューや注文画面を通じでオーダー率を促進し、ホテルのフロントやキッチンのオペレーションも効率化できるシステムを選ぶことが重要でしょう。

「aipass for hotels」は、これらの要素を兼ね備えており、使いやすく、業務効率化にも繋がるシステムです。まずは無料で相談してみてはいかがでしょうか。

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